なんでもお勧め
ここでは、私が「いいなぁ」と思ったものを様々なジャンルからご紹介しています。
お暇なときなど、お好みに合わせてご活用下さい。
【映画】
『雨に唄えば』('52アメリカ、主演:ジーン・ケリー)
大学時代に図書館でジーン・ケリーの『私を野球に連れてって』(たぶん『私をスキーに連れてって』
はこれのパロディー。なんてったって、原題まで Take me out to the ball game ですもの。同名の
主題曲が有名ですね。今でも多くの野球場で流されています)を見て以来、アメリカン・ミュージカ
ルの見てる間の楽しさ、そして見終わった後に心に残るウキウキした感じに参って、大好きになりま
した。落ち込んでたときには心が晴れるし、元気なときには尚更楽しい気分になれる、最高のエンタ
ーテインメント!
ジーン・ケリーの日本人のような六頭身体型と、コミカルでしかも情の深い表情がきっとあなたの心
を癒してくれることでしょう。同じくジーン・ケリーの『巴里のアメリカ人』『錨を上げて』(主演
:フランク・シナトラ)などもお勧めです。
『サウンド・オブ・ミュージック』('65アメリカ、主演:ジュリー・アンドリュース)
中学生のころ見て以来、私のNo.1movieの地位から落ちたことはありません。175分という長い映画で
すが、時に軽快、時に情緒豊かな音楽が、なんとも幸福感を感じさせ、何度観ても飽きのこない映画
です。
『めぐり逢い』('57アメリカ、出演:ケーリー・グラント、デボラ・カー)
これはこの題名を見ただけでもうるうる来る名作(ちょっと大袈裟か…)。前半は笑えて、後半は泣
ける。キュンと胸の詰まる映画です。
『めぐり逢えたら』('93アメリカ、出演:トム・ハンクス、メグ・ライアン)
前掲の『めぐり逢い』のパロディとは言え、非常に完成度の高いラブ・コメとなっているのは、トム
・ハンクス、メグ・ライアンという超一流の俳優が演じきったものだからか。『めぐり逢い』に負け
ず劣らず、笑えて泣けるいい映画に仕上がっています。
メグ・ライアンが可愛い『恋人たちの予感』('89アメリカ)もお勧め。ラブ・コメも侮れません。
『いまを生きる』('89アメリカ、主演:ロビン・ウィリアムズ)
少年時代の危うい心、その道先案内人として、生徒に「先生」とは呼ばせず、「船長」と呼ばせる教
師ロビン。詩の教科書を破けと生徒に命じる「船長」。こういう教師と出会いたかったと思うのは私
だけではないでしょう。ロビン・ウィリアムズは心の真っ直ぐな役が本当にハマる役者さんです。
『ガープの世界』『グッドモーニング・ベトナム』『フック』も是非ご覧あれ。この人が、根っから
の悪役を演じたらどうなるのかしら?
【漫画】
『小さな恋のものがたり』(みつはしちかこ)
身体はとびきり小さいけれど、涙の粒は他の誰よりも大きな女の子「チッチ」、とびきりノッポでク
ールな男の子「サリー」、二人の高校生の永遠の青春物語。
毎年1巻初夏に発売されるのを、親子孫3代に渡って楽しみにしているという愛読者もいるほどの長
寿作品。世代を超えて愛されるのは、誰もが通る学生時代の日常をとてもリリカルにしかもコミカル
に描いているからか。
出てくるキャラクターのどれもが主役といっていいほど、感情移入できます。ちなみに私のもっとも
好きなキャラクターは「京子さん」。だから、9巻・10巻なんてとっても切ないけど、同時にとっ
ても好きなお話です。
『星の瞳のシルエット』(柊あおい)
柊あおいさんはアニメ映画『耳をすませば』の原作者として知られていますが、その前に『星の瞳の
シルエット』を忘れてもらっては困ります。「全国250万乙女のバイブル」と言われたのはダテで
はなく、中学から高校にかけての恋・友情、みんな一生懸命なのになぜか誰かを傷つけてしまう悩み、
全10巻、まずは読んでみて下さい!
【アルバム】
『生きていてもいいですか』(中島みゆき)
おおっと、いきなり重い問いかけ!!「その答えを誰もが知ってるから誰も問えない」と言われてし
まっては、もう泣くしかないでしょう。
初期の中島みゆき作品は、一つの曲から一つの映画が作れるのではないかというほどのドラマ性があ
り、また、人生を肯定するでもなく否定するでもなく、深い味わいがありましたねぇ。
『眠れない夜のために』(谷山浩子)
眠りにつく寸前の意識の状態、そこに谷山浩子ワールドがあるのかもしれません。いろんな思考がグ
ルグル渦巻いて渾然一体となっている感覚にいざなってくれるアーティストです。
【詩とメルヘン】
『詩とメルヘン』(サンリオ)
一般応募による詩・メルヘンにプロがイラストをつけてくれる雑誌です。近年詩・イラストともに個
性が薄れてきていることが気になるものの、採算が合わなくても発刊し続ける編集魂は、この雑誌の
存在意義を十分に理解しているからでしょう。決してなくなってはいけない雑誌です。
『愛のかたり』(きのゆり)
きのゆりさん、優しい言葉で心模様を紡ぐ天才。私が一等好きな詩人です。廃版になった詩集を全て
復活して、『きのゆり全集』を是非とも発刊してほしいものです。
【読書】
『愛と認識の出発』(倉田百三)
『星の瞳のシルエット』が全国250万乙女のバイブルなら、『愛と認識の出発』は旧制高校生のバ
イブル。
高潔に生きることの苦しさ、孤独感と隠遁生活への憧れとの葛藤、旧制高校生とは言わず、悩める現
代の若者にも読んで欲しい一品。先人がいかに悩みに対処してきたかを知ることが、自らの悩みを克
服する一番の近道ではないでしょうか。
『空飛ぶ馬』(北村 薫)
日常こそがミステリーなのです。ミステリーは無味乾燥な「頭の体操」ではなく、実に「物語」なの
です。私が目指す作品のあり方です。
【ドラマ】
『高校教師』(脚本:野島伸司)
そのセンセーショナルな問題の取り上げ方に誤解して本放送では見なかったのですが、たまたま再放
送を見れて、本当によかったです。現代社会において純愛物語を描くと、こうなります。
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