一年に何度かは海の夢をみる 一年に何度かは 海の夢をみる 海は わたしのともだちだから しばらく行かないと 海の方から逢いに来てくれるらしい 夢の中の海は いつも おだやかで 水平線の果てまで 銀いろにきらめいている わたしの一番すきな 海の顔だ そんな夢をみて 目ざめた朝の空は 曇っていても すがすがしく 風は とがっていても やさしい歌がきこえてくる